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四季おりおり
06 /08 2020
 6月になりました(今さらですが……)。
 この季節に美しいのが紫陽花の花ですが、その名前は「あじ(あぢ)」が「あつ」で集まること、「さい」は「真藍(さあい)」の約で、青い花がかたまって咲いている様子からついた名前といいます。
 最古の植物染料といわれる藍は、『延喜式』にすでにその染色法が登場しています。藍染は色落ちしにくく布質の耐久性が増すことから後世庶民に人気があり、江戸時代にはその濃さによって瓶覗(かめのぞき)、千草色、浅葱色、御納戸色(おなんどいろ)などさまざまな色名が生まれました。瓶覗は、染色用の瓶を少し覗くくらいの短い時間染めた浅い藍色のこと。千草色は、千草が月草(ツユクサ(露草)の古名)の別名であるのに由来している名前といい、月草で染めたような萌葱色のことをいいます。浅葱色は、若い葱のような緑がかった淡い藍色をいいますが、江戸時代にはその羽織の裏が多く浅葱裏だったことから、田舎武士をあざける語でした。現代では新選組の羽織の色として知られています。
 最も濃い藍染が紺色で、紺色も色味によって紫紺や茄子紺などの色名があります。
「紺屋」といえば藍染屋のことですが、紺屋(藍染)の他に紅屋(紅染)や紫屋(紫染)があったにもかかわらず、染物屋の代名詞となっています。それだけ藍染の人気が高かったためでしょう。藍染は人気で忙しかったためか、「紺屋の白袴」ということわざも生まれています。
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ソメイヨシノ

四季おりおり
05 /02 2020
 4月にこの話題をブログに上げようと思っていたのですが、気づけば5月に……。そして桜は葉桜になってきています。
 今年はコロナウイルスの影響で、入学・進級・就職などのイベントが自粛となりました。イベントどころか、学生さんや従業員の方の在籍すら危うい状況です。
 色々なことが民間や地方行政頼みで、民間どころか国そのものの運営が自転車操業なのではないかと疑わしくなり、国の未来が不安になりますが……。

 そのような中で、今年はお花見も自粛となりました。桜ほど日本人が愛する花はなく、また春が人を明るい気持ちにさせてくれるのも、桜という花の存在が多分にあると思います。
 私も今年は、実家の庭に咲いているヤマザクラを眺めるだけとなりました。
 現在、桜といえば「ソメイヨシノ」を指すことが多いですが、その名前は、幕末に江戸の染井(現在の東京都豊島区駒込)の植木屋から出たことから付けられたことはよく知られています。しかしこのソメイヨシノ、かつては「ヨシノザクラ」という名前だったのです。桜といえば吉野、という人びとの共通認識があったためでしょう。
 しかし吉野山にこの桜が全く植えられていないことから、「ソメイヨシノ」という名前になったのだとか。そして、吉野山に植えられていなくても、「ヨシノ」という名前は残ったというわけです。
 ソメイヨシノが出始めたのが幕末ですから、ソメイヨシノは比較的歴史が浅い桜の品種であり、それまでの日本人にとって、桜といえば品種ではなく場所の吉野という印象が根付いていたといえます。現在も、桜の時期になると、吉野の桜の一目千本の映像がテレビなどで流れます(今年はさすがに流れませんでしたが)。

 来年の春は明るい春でありますように……。

椿

四季おりおり
01 /05 2019
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 昨年作った椿壁紙の色違いver.です。よろしければお使いください。
 私は花の中で椿が一番好きなのですが、桜や梅に押されて椿柄のグッズはあまりないような気がします……。
 美人画で知られる竹久夢二の描いた玉椿・小椿のグッズが可愛くて好きです。→竹久夢二専門画廊 港屋
 椿といえば椿油なので、日本髪にゆかりのあるグッズも見かけました。→かづら清老舗

 あと、蓮の花も好きなのですが、こちらはどうしてもアジアンテイストか、仏教関連のものになってしまうという……。

二十四節気

四季おりおり
01 /05 2018
 年末に、スケジュール帳をいただきました。
 二十四節気や七十二候、六曜や九星などの暦についてや、通常郵便料金表、印紙税額早見表、度量衡換算表に年利換算表、交通違反の点数やカラーの地図までついた非常に便利なスケジュール帳ですが、その分大きさと重さがあり、もっぱら家で使うことになりそうです。
 二十四節気や七十二候は、最近とくに注目されるようになってきた気がします。何月何日という数字だけだと、少し無機質になりがち。より実際の気候・季節に沿った二十四節気・七十二候で、忙しい中にも季節の移ろいを感じたいという、現代人のニーズがあるのかもしれません。
 いただいたスケジュール帳は、何月何日が二十四節気の何にあたるのかが書いてあります。単なる日付は無機質だと言いつつも、日常生活で一番使うのはやはり日付なので、「1月5日、今日が小寒か。1年で一番寒い時期の前半なんだ……」という目印になって便利です。
 1月5日、今日がまさに「小寒」。小寒から4日目が「寒四郎」で麦の厄日、9日目が「寒九郎」で、この日に雨が降ると豊作とのことです。
 二十四節気と今年の太陽暦の対応は以下の通り。

小寒 1月5日
大寒 1月20日
 寒の後半。1年で一番寒い時期。大寒の最後の日が節分です。
立春 2月4日
 暦の上では春ですが、まだ寒い時期。昼が少し延び始める頃。
雨水 2月19日
 雪や氷が解け、また降る雪が雨に変わる時期。農作業の準備が始まります。
啓蟄 3月6日
 巣ごもりしていた虫が冬眠から覚めて出てくる時期です。
春分 3月21日
 立春から始まった春の季節の真ん中。春の彼岸の中日。昼と夜の時間が等しく、太陽が真東から昇り真西に沈みます。
清明 4月5日
 万物が清浄明潔であるという意味。各地で桜が咲き始めます。
穀雨 4月20日
 穀物の生育を助ける雨が降る時期。
立夏 5月5日
 夏の最初。八十八夜の3・4日後に当たり、茶摘みの時期でもあります。
小満 5月21日
 田に水が張られ、田植えが始まる時期です。
芒種 6月6日
 麦は刈り取りが始まり、稲は田植えを終える時期。ほとんどの地方が梅雨に入ります。
夏至 6月21日
 北半球では昼が最も長く、夜が最も短い時期。
小暑 7月7日
 各地で梅雨明けとなる時期。これから1か月間が暑中で、小暑の終わり頃から夏の土用に入ります。
大暑 7月23日
 1年で一番暑い時期。夏の土用の時期で、この頃の庚は三伏という厄日。
立秋 8月7日
 秋の最初。実際には大暑に続いて暑い時期。旧暦の七夕やお盆はこの頃の行事。
処暑 8月23日
 暑さが止む意味で、真夏日は少なくなる時期。日本では台風のシーズンが始まります。
白露 9月8日
 朝夕少し涼しくなる時期。草木の葉に露が宿ります。
秋分 9月23日
 春分と同じく、昼と夜の長さが等しくなります。秋の彼岸の中日。中秋の名月もこの頃。
寒露 10月8日
 朝夕の冷え込みが一段と厳しくなる頃。秋祭りはこの頃行われます。
霜降 10月23日
 霜が降り始める時期。秋の収穫の時期。
立冬 11月7日
 冬の最初。昼が短くなっていくのが次第に感じられる時期。冬の到来を知らせる木枯らし1号が吹く頃。
小雪 11月22日
 北国では初雪が降る時期。紅葉狩りもそろそろ終わります。
大雪 12月7日
 地方によっては大雪が降る時期。冬の到来を感じる頃。
冬至 12月22日
 1年で一番昼が短く、夜が長い。この日から少しずつ昼が長くなります。「一陽来復」を祝い、カボチャを食べ、柚子湯に浸かります。

 七十二候についてもまたいずれ載せたいと思います。

菜の花

四季おりおり
05 /12 2017

20170512.jpg

 数年前から、故郷の新名所として、菜の花畑ができています。
 いつも花の時期を逃してしまっていたのですが、今年はきちんと見ることができました。ちなみに写真は5月3日に撮影した写真です。
 佐久市のWebサイト(花の見どころカレンダー)にもリンクがありましたが、この辺りです。

 もうずっと故郷で生きていこうと決めているので(……少しだけ北海道に移住したい気持ちはありますが……)、もっと故郷の魅力を何かしらの形で発信していきたいと思います。

へまむしょ