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アジアが舞台のマンガ作品

2019.01.11 19:24|読書
 書籍(紙の本)でマンガを買うときりがないので、最近はもっぱら電子書籍で購入しています。印刷・出版業界不況の今、本当は紙の本を購入したいところですが……。
 ただ、お気に入りのマンガはやっぱり紙の本で! と思っています。
 そして今現在、紙の本で買い続けているマンガは『乙嫁語り』と『テンジュの国』。

 『乙嫁語り』は有名なので、ご存じの方が多いと思います。『テンジュの国』も少し似ていますが、こちらは18世紀のチベットが舞台。今のところ、基本的に舞台はチベット内のみです。
 現代日本ではチベット問題が有名で、チベットといえば他のことはあまり知られていないのが現状ですが……(チベット仏教は知られているかもしれませんが)。
 この作品には、そのような政治的にきな臭いお話は出ず、医者見習いの少年のもとに、異民族のお嫁さんが嫁いできて(結婚はまだしていません)、2人の仲が少しずつ進展してゆく微笑ましい日常が、チベットの民俗の紹介とともに綴られてゆく……という内容です。チベットの民俗、とくに服の柄の描き込みなどが細かくて綺麗です。食べ物もおいしそうです。主人公とヒロインのやりとりもほのぼのしていてとても可愛らしいのですが、主人公の家族や、同じ村の人との交流がまた良いのです。
 1月9日に3巻が発売されました。こちらから何話か試し読みもできますので、ぜひ。→マガポケ

 『乙嫁語り』を読んではサマルカンドのナンを食べたいと言っていた私は、この作品を読んでからはチベットのバター茶が飲みたいと思っています(名前の(私個人の勝手な)イメージとは異なり、塩気が強いそうですが)。
 やっぱりいいですね……アジア……。
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テーマ:本の紹介
ジャンル:学問・文化・芸術

秋の夜長に読書中

2015.10.03 19:29|読書
 「わのこと」の「雑」→「日本文化⑤:色の名前」で触れていますが、古代日本では、色の区別がアカ・クロ・シロ・アオのみ(※1)で、それぞれが明・暗・顕・漠を表していたという説があります(『広辞苑』第五版による)。
 これは佐竹昭広氏の論考(「古代日本語における色名の性格」『国語国文』二四巻六号)に依りますが、大野晋氏の論考(「日本語の色名の起源について」『エナジー』九巻三号)によって批判されています。なお、大野晋氏の論考によれば、シロは不明であるが、アヲは藍、クロはクリ(涅=泥土)。アカはアカ(明=光)から発したのではないかといいます。
 実際の色相では、黒と白は対立するにしても、赤と対立するのは緑であり、青と対立するのは橙色です。言語の上では、クロとシロ、アカとアオ、そしてクロとアカとが対比されます(例:黒不浄、赤不浄など)。

 ※1……この四語だけは形容詞活用をもっています(「赤い」「黒い」「白い」「青い」と「い」を付けた形にできます。他の色を表す語では、「茶色い」「黄色い」のように、「色」を付けなければなりません)。また、「真っ赤」「真っ黒」「真っ白」「真っ青」といえるのも、この四語だけです。

 ……というわけで、まだ読みかけなのですが、『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』(ガイ・ドイッチャー著・椋田直子訳、インターシフト、2012年)という本の第一部にも、色の名前について載っています。
 『イリアス』と『オデュッセイア』という二大叙事詩の、色についての記述が、例えば「すみれ色の毛の羊」、「クローロス(「緑」と訳される)の蜂蜜」など現在のものと違っているのはどういう理由か?
 単に語彙が少なかったのか? それとも色彩の感覚が違っていたのか?
 ……など、色々な観点から調べていて面白いです。
 単に色名に限らず、言語について記している本のようですが、なかなか読む時間がとれないので、秋の夜長にゆっくり読んでいきたいと思います。

テーマ:最近読んだ本
ジャンル:本・雑誌

実務に即・役立つ書籍

2015.05.19 20:24|読書
 最近、Excelでデータベースを作成しています。
 Excelの機能を使ったり、関数を組み合わせたりして、いろいろ考えるのは大変だけど楽しい……のですが、いわゆる「フリーワード検索」のようなものを作ろうとすると、「フィルター機能を使って、さらにそれを転記する」という作業になるわけで、VBAを使ったほうが早いなあ……とつくづく感じました。
 今のところVBAを本格的に勉強する時間はとれないし、どうしようかな……と思っていたところ、とても参考になる本を見つけました。→ 『仕事に役立つExcelデータベース』(古川順平、SBクリエイティブ、2013年(第4版))。
 必要なデータを抽出したり、それを別シートや別ブックに転記したり、顧客情報をボタン1クリックで登録&検索できたり、とても便利です。
 頑張って使いやすいデータベースを作ろうと思います。

テーマ:Office オフィス
ジャンル:コンピュータ

先週の読書感想文

2014.06.17 20:20|読書
 夏風邪をひいて、それがなかなか治りません。何とかがひく……と家族に言われた夏風邪。「何とか」といわれた私です。
 体調不良ということもあり、先週はのんびり読書をしていました。……とはいえ、先々週から久しぶりに漫画をレンタルして、50冊ほど読んでいたのですが……。
 先週読んだ小説は、映画化もされて話題の『万能鑑定士Qの事件簿 IX』、ラングドンシリーズ第4作目の『インフェルノ』です。
 『万能鑑定士Qの事件簿』は、一作目をコミックスで借りて読んでしまったので、映画化されるIXを購入して読みました。『万能鑑定士Q』は「面白くて知恵がつく 人の死なないミステリ」がテーマだそうで、日常生活で役立ちそうなちょっとした知恵、驚き、があって面白かったです。モナ・リザというといまだに『ダ・ヴィンチ・コード』を連想してしまいますが、『万能鑑定士Q』ではそれほど壮大なテーマはなく、比較的気軽に読めるエンターテインメント小説、という感じでした。主人公の設定には……無理があるような気がしないでもないですが……。ただ、この作品(シリーズ全体を通してその傾向があるようですが)は、読後感が爽やかで、ひじょうに健全でよいと思います。
 『インフェルノ』は、ずっと図書館で上巻が借りられていて(なぜか下巻はありました)、ようやく上下巻ともに返却されたので、借りました。先にも話題に出した『ダ・ヴィンチ・コード』の象徴学(多少の誤謬もあったようですが)と暗号解読が鮮烈すぎて、今作『インフェルノ』はそれほど衝撃を受ける内容ではありませんでしたが、イタリア(おもにフィレンツェ)の様子が活写されていて、それが見所だと思いました。今作は人口問題が重要なテーマの一つになっていますが、物語(虚構)を通じて現実の問題を問いかける、それもマスコミの役割なのかなあと思いました。もちろんエンターテインメント小説なので、けっして押し付けがましくはないのですが、松本清張先生の『ゼロの焦点』や『砂の器』を読んだとき、やりきれなさを感じたものです……。

 そういえば本屋さんに行くと、ミステリの多さに驚かされます。
 軽い気持ちで読めて(あまり陰惨な事件が起きないで)、ためになる、そういう小説が人気なのでしょうか。色々と読んでみたいと思います。

5月の読書感想文

2014.05.30 20:34|読書
 とはいえ、今月 本を読んだのは、ゴールデンウィークくらいでした。
 それに加え、ゴールデンウィークに家族総出で押し入れの片付けをいたしまして、そのついでに私の持っていた、もう読まないであろう単行本・文庫本・新書本を相当数売却した(5万5千円程度)ため、文芸物はかなり減ってしまったのですが……。
 先月に引き続き、『切れない糸』『和菓子のアン』の坂木司先生の作品(『青空の卵』『仔羊の巣』『動物園の鳥』の「ひきこもり探偵三部作」と、『先生と僕』、『ホテルジューシー』)を読みました。ちなみに、『ホテルジューシー』以外は全て図書館にありました。ありがたや。
 「ひきこもり探偵」三部作は、坂木先生のデビュー作ということですが、坂木先生ならではの「人の持つ弱さ、優しさ」が出ていて、読み終えた後、とても温かな気持ちになりました。そして相変わらずといいますか、食べ物がとてもおいしそうです。
 昔受けた心の傷が原因でひきこもりになってしまった青年・鳥井と、彼と外界とを結びつける物語の語り部・坂木(坂木先生のペンネームは彼からとられたそうです)を中心にした物語です。坂木先生の作品の作品は、推理小説でありながら、人間関係のこまやかな描写などから、「物語」と呼んでしまいます。主人公たち以外にも、魅力的なキャラクターが多くておすすめ。
 『先生と僕』は、かなり軽い気持ちで、気楽に、楽しく読めました(ちなみに、続編に『僕と先生』があるようです)。面白かったのですが、「ひきこもり探偵」シリーズが心にしみた分、まだ物足りない感じです。続編を読めばまた違う感想を抱くかもしれません。
 『ホテルジューシー』は沖縄のホテルが舞台。坂木先生の作品らしく、推理をからめつつ、おいしそうな料理あり、主人公の成長あり、という物語。ただ、女の子が主人公だったせいか、私の感情移入がいまひとつでした(同性は、かえって感情移入しにくいのです……)。ですが、これを読むと、(もともと好きですが、)沖縄に行きたい! と思いますし、沖縄のパワーと、いい加減だけどほっとしてしまえる風土が見事に描写されています。ちなみに、『ホテルジューシー』の姉妹作に『シンデレラ・ティース』がありますが(こちらは歯医者さんが舞台のようです)、こちらはまだ未読。
 あとは大山淳子先生の『猫弁』1・2、逢坂剛先生の『百舌の叫ぶ夜』、秦建日子先生の『サマーレスキュー』、夏樹静子先生の『ビッグ・アップルは眠らない』、伊坂幸太郎先生の『重力ピエロ』などを読みました。ちなみに、母が好きで借りてきたものをさらに借りて読んでいるので、チョイスは母の好みです……(とくに最初の3作品はすべてドラマ関連です)。『猫弁』と『サマーレスキュー』はドラマの脚本の原作と、脚本をもとにした小説ということで、かなりさっくり読めましたし、どちらも読後感が爽やかで、よかったです。
 来月は少し昔の探偵もの小説でも読んでみようかな、という感じです。
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