FC2ブログ

宅建について・3:権利関係について

2017.01.19 19:36|資格・法律など
 権利関係は、宅建で最も難しい科目といわれます。得点目標は半分の7点。
 出題内容は「民法」「借地借家法」「区分所有法」「登記法」などです。
 そのうち出題数が最も多いのが「民法」です。が、この「民法」が最も難しく、受験生を悩ませます。
 ですが、「民法」は最も私たちに身近な法律です。宅建業に従事する方も、そうでない方も、知っておいたほうが良いと思われる知識がほとんどです。また、FP試験、行政書士試験、司法書士試験などの資格試験の受験科目でもあります。
 「民法」とは何なのかというと、「一般の国民(私人)に適用される法」です。民法は、「一般法」と「私法」の代表とされます。なお、「一般法」と対になるのは「特別法」で、宅建の権利関係で勉強する「借地借家法」も特別法にあたります。
 例えば、民法では、賃貸の期間は、上限が20年ということになっています。車を借りたり、本やDVDを借りるのは賃貸です。ただ、車や本やDVDを20年も賃貸するということはないと思います。
 が、家や土地を借りる期間が20年というと、どうでしょうか。借りた土地の上に家を建てる場合、20年という期間は短いと感じられます。そこで、「借地借家法」で、建物所有を目的とした土地の賃貸は下限が30年、建物の賃貸では1年未満の期間にすると、「期間の定めがない」契約になる……と定めて、貸主より弱い立場になる借主の立場を保護しているのです。
 このように、借地・借家という特殊な条件に適用されるのが「特別法」です。特別法は一般法に優先しますので、民法の賃貸は上限が20年ですが、借地・借家は賃貸の上限が基本的にありません(期間を定めた賃貸借契約(定期建物賃貸借等)はあります)。
 また、民法は「私法」ですが、これに対するのは「公法」です。公法の代表は、憲法です(憲法は、「法律」ではありませんが)。憲法は、国家権力から国民を守るための法です。これに対し、私法は、国民同士の争いごとを解決するための法です。
 例えば、売買契約。これは、国民と国民、つまり私人と私人との間の行為です。民法には「私的自治の原則」「契約自由の原則」といって、本人たちの自主性を尊重する原則もありますが、「いくら私的自治の原則や契約自由の原則があっても、それはやってはいけない」というストッパーのようなもの(「強行規定」といいます)も置いています。
 民法は難しい科目ですが、行政書士試験や司法書士試験ほど難しい問題が出題されることは、ほとんどありません。いわゆる「捨て問」のような問題もあります(条文問題、判例問題など)。とはいえ、受験生の半分が正答している問題は、確実に正解できるようになっておかないと、合格は難しいといえます。
 民法以外の権利関係では、特別法の「借地借家法」が出題されます。こちらは出題がおおよそ2問前後で、出題傾向もある程度決まっていることから、ある程度対策しやすいです。
 区分所有法・不動産登記法も、ある程度出題パターンが決まっていますので、過去問に出された問題は得点できるようにしておけば、対策としては十分だと思います。
スポンサーサイト



テーマ:資格を取ろう!
ジャンル:就職・お仕事

| 2017.01 |
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
カレンダー

12 | 2017/01 | 02
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

最新記事

カテゴリ

月別アーカイブ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

QRコード

QR

ページトップへ