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素材を更新しました

 壁紙素材を更新しました。
 ウズベキスタンやトルコで使われているような幾何学模様が好きなのですが、なかなか難しいです……。
 青と金の配色が素敵で最高です。いずれこの目で見てみたい……。

20200615.png

 ↑暑くなってきたので、夏らしい壁紙素材を作ってみました。使えそうでしたらぜひ。
 色違いを作ろうと思っているのですが、また配色に困っています。
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 藍、茜、紅ときたので次は紫です。
 そういえば、「藍」のみ紫陽花つながりでカテゴリが「四季おりおり」に入っていますが、続きものです。

 染色に手間がかかることから、古来高貴な色とされてきたのが紫。白い花が群れて咲くことから叢咲(ムラサキ)の名がついたとされ、その根で染めたのが紫色。染料となる紫草をとるための栽培地を「紫野」といい、これが有名な額田王の「あかねさす紫野行き標野(しめの)行き野守は見ずや君が袖振る」の歌にある紫野です。紫色に染めるための紫草を栽培する紫野は標野、すなわち一般の人びとの立ち入りが禁じられた御料地だったのです。ここからも、紫という色の希少性がうかがえます。紫が高貴な色であることから「紫の」は地名「名高」にかかり、また色から「雲」「藤」に、染めた色の美しさから「にほふ」にかかる枕詞でもあります。
 平安時代には紫は色の代表格となり、たんに「濃き」「うすき」といった場合、それは紫のことを指しました。平安時代を代表する文学作品である『枕草子』は、「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。……」と始まります。これは、美しい春の情景を褒め称えると同時に、瑞兆である紫雲が出現する天皇(一条天皇)の御代を褒め称えているともいいます(作者・清少納言が仕えた藤原定子は、一条天皇の皇后)。また、『枕草子』には、「めでたきもの」として「すべてなにもなにもむらさきなるものはめでたくこそあれ。」とあります。清少納言と並び立つ女性作家・紫式部が著した『源氏物語』に登場する理想の女性がすべて紫色に縁がある(桐壺更衣、藤壺、紫の上)のも、紫が高貴な色ととらえられていたためです。

茜、紅

 先日 について触れたので、今回は藍と並んで最古の植物染料といわれる茜と、古代の人びとに人気の高かった紅について。

  藍と並んで古くからある植物染料の茜は、根が赤黄色であることがその名前の由来。「茜さす」といえば「日」「昼」「光」「朝日」にかかる枕詞です。古代の人は、茜色に太陽の色を重ねていたのです。
 茜と同じく植物染料の赤系統の色で、紅花によって染める色の「紅」がありますが、その名の由来は呉から渡来した藍(染料)から。「紅の」は「色」にかかる枕詞であり、また紅色が薄いことから「浅」を介して、地名「あさはの野」にかかる枕詞にもなりました。さらに、紅色をふり出して色を染めることから「振り出づ」、何度も染めることを意味する「八入(やしお。「紅の八入」)にかけて地名「やしほの岡」にもかかり、紅花の色をうつす意味の「うつし」にかかり、染料が灰汁(あく)であることから「飽く」にかかるなど、多くのものの枕詞となっていて、古代の人びとがいかにこの色に魅せられていたかが分かります。なおベニバナは、その花の先端を摘み取って染色に用いることから、「末摘花」の別名があります。『源氏物語』にも、鼻が赤い(=花が赤い)ことから、末摘花と呼ばれる女性が登場します。家は没落しており、容色の劣る頑迷な性格の女性として描かれますが、光源氏に忘れられながらも彼を待ち続けたその一途さが光源氏を感動させ、光源氏に引き取られ、平穏な余生を送った女性として描かれています。

 6月になりました(今さらですが……)。
 この季節に美しいのが紫陽花の花ですが、その名前は「あじ(あぢ)」が「あつ」で集まること、「さい」は「真藍(さあい)」の約で、青い花がかたまって咲いている様子からついた名前といいます。
 最古の植物染料といわれる藍は、『延喜式』にすでにその染色法が登場しています。藍染は色落ちしにくく布質の耐久性が増すことから後世庶民に人気があり、江戸時代にはその濃さによって瓶覗(かめのぞき)、千草色、浅葱色、御納戸色(おなんどいろ)などさまざまな色名が生まれました。瓶覗は、染色用の瓶を少し覗くくらいの短い時間染めた浅い藍色のこと。千草色は、千草が月草(ツユクサ(露草)の古名)の別名であるのに由来している名前といい、月草で染めたような萌葱色のことをいいます。浅葱色は、若い葱のような緑がかった淡い藍色をいいますが、江戸時代にはその羽織の裏が多く浅葱裏だったことから、田舎武士をあざける語でした。現代では新選組の羽織の色として知られています。
 最も濃い藍染が紺色で、紺色も色味によって紫紺や茄子紺などの色名があります。
「紺屋」といえば藍染屋のことですが、紺屋(藍染)の他に紅屋(紅染)や紫屋(紫染)があったにもかかわらず、染物屋の代名詞となっています。それだけ藍染の人気が高かったためでしょう。藍染は人気で忙しかったためか、「紺屋の白袴」ということわざも生まれています。

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