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夏越の祓

 6月30日は、ちょうど半年という節目の日。現在の暦では、これからが夏本番ですが、旧暦の6月30日は現在の7月下旬から8月上旬頃に当たり、夏の暑い盛りが過ぎ、翌日から秋を迎える日でした。「夏越」が邪心を鎮める「和し」という意味を込められているともいわれ、輪をくぐると身が清められ、病や罪が祓われるとされる「茅の輪」の行事が開かれます。
 茅の輪をくぐる由来は、『備後国風土記』に記載があります。それによれば、素戔嗚尊が旅先で宿を請うたさい、蘇民将来という人物が歓待したことから、素戔嗚尊がお礼として、「疫病が流行したさいには、茅の輪を腰につけておけば疫病を免れる」と言って茅の輪を渡し、はたして蘇民将来の娘がその通りにしたところ、疫病から救われたのだといいます。ちなみに、「霊」を「チ」と読むことから、茅の輪の「茅」は、疫病を退ける霊力があるものと考えられています。
 翌日、7月1日は1ケ月にわたって催される「祇園祭」始まりの日です。衛生環境が整っていなかった平安時代、夏は疫病が流行し、多くの人が亡くなりました。869(貞観11)年、無病息災を祈念して御霊会が、祇園祭の起源とされています。
 これから本格的な夏。体調に気をつけて、無事に過ごしたいものです。
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