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野菜と果物(食べ物にまつわることば・2)

 『広辞苑』で「くだもの」を調べたところ、[「木(く)の物」の意]とありました。「くだもの」の「だ」は「の」の意ということになります。
 『古語辞典』には、「くだもの」には果実の意味のほか、「間食物の総称」(つまり、お菓子も含まれる)、「酒のさかな」の意味もあるとありました。
 お菓子の「菓」は現在私達が思い浮かべる「果物」の意で、昔は果実が間食として食されたことから、この名がついたそうです。今は「お菓子」といえば、和菓子や洋菓子を想像しますが……。ちなみに、果実は和洋菓子に対して「水菓子」として区別されます。
 菓子は食事と食事の合間に食べる軽い食事のこと(つまり間食)をいったそうで、必ずしも甘い物である必要はなく、木の実草の実は「木菓子」などと呼ばれたそうです。
 現在は「和菓子」「洋菓子」という区分がありますが、昔からの日本のお菓子といえば「和菓子」。「和菓子」「洋菓子」という区分は、大正時代に出来たものなのだそうです。
 本題に戻って、野菜と果物について。
 農林水産省では「野菜」は「草の葉や実を食べるもの」、「果物」は「木になる果実」とされているそうです。これは、草本類と木本類という分類になります。
 一方で、市場の方は「おかずになるのが野菜、おやつにするのが果物」と答えられたそうです。
 そうすると、農林水産省ではイチゴやメロンは野菜ですが、市場では果物になります。逆に、農林水産省ではウメの実やギンナンは果物ですが、市場では野菜となるそうです。
 裁判の国アメリカでは、19世紀にトマトが果物か野菜かをめぐって裁判になったとか(判決は、「デザートに出すものではないから野菜」である)。
 果物と野菜とで関税が異なるために起きた裁判だそうですが……果物と野菜とを明確に区別するのはなかなか難しいようです。
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