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お稲荷さん(食べ物にまつわることば・4)

 「お稲荷さん」といえば、稲荷神社の呼び方の他、いなり寿司を指します。これは言うまでもなく、稲荷神社の祭神がキツネであることからきています(油揚げは、狐の大好物とされているため)。
 この他にも、いなり寿司は「しのだずし」「きつねずし」ともいいます。「しのだ」は有名な信太妻(しのだづま)からで、これは信太の森の葛の葉狐(くずのはぎつね)という白狐が、安倍保名と結婚し、一子をもうけたという話です(この子どもが、後の安倍清明とされています)。
 稲荷信仰では主祭神が倉稲魂(うかのみたま)。『日本書紀』によれば倉稲魂は、イザナキ・イザナミから、あるいはイザナキがカグツチ(火神。この神を生んだため、イザナミは火傷を負って神避ったという)を斬った時に生まれた神とされています。ウカとは食料の意。因みに稲荷神社で狐が信仰されるのは、食稲魂が食物を主宰する神・御食津神(みけつかみ)であり、その神名が「三狐神(みけつかみ)」と当て字されたことに因んでいるといいます(※諸説あります)。
 余談ですが、お稲荷さんは東西で味付け・形などに違いがあるといわれます。東日本では中に入れるご飯は酢飯、西日本では中に入れるご飯は五目ご飯のようです。
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