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かぼちゃ(食べ物にまつわることば・6)

 サツマイモ同様、外国から輸入された野菜には南瓜がありますが、このカボチャという語自体が、「カンボジア」の変化したものだといわれています。九州の一部地域では「ボーブラ」と呼ばれており、これはポルトガル語の「abóbora」に由来しているのではないかといわれています。ポルトガル語で「Cambodia abóbora」とは「カンボジア産の瓜」の意で、カボチャはもともとこの語を省略したのではないかといいます。
 現在は「カボチャ」で通じますが、江戸時代には、「カボチャ」が方言で「ボーブラ」が共通語と意識されていたようです。現在の共通語(山手方言)発祥の地である東京、及びそこを取り巻く関東圏では、「トーナス」という語彙も見られます。これは漢字にすれば「唐茄子」(『広辞苑』には「蕃南瓜」ともあります)で、唐から来た茄子ということになります(カンボジアから渡来したものですが、唐から来たと巷では信じられていたということか、あるいは舶来品には「唐」とつけたのでしょうか)。「唐茄子」は南瓜の一品種のことをも指し、別名カラウリ(唐瓜)。唐瓜は唐茄子の別称のほか、胡瓜やまくわ瓜の別称でもあるそうです。
 ニホンカボチャの別名がトーナスですが、カボチャの一品種として「唐茄子」という品種があるそうです。古くからあったカボチャがこれなのかも知れません(カボチャには日本カボチャ、西洋カボチャ、ソウメンカボチャなどがあるそうです)。
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