FC2ブログ

オオカミについて②

 昨日書いた記事の余談です。



 天照大神を祀っていることで有名な伊勢神宮の使いに、狼がいたとする説があるそうです。江戸時代の有名な国学者・平田篤胤の『玉襷』に記載があるようなのですが、未確認なので一応、備忘録として記述するにとどめます。


 中西進『ひらがなでよめばわかる日本語のふしぎ』(小学館、2003年)に、「かみ」(神)の語源について、韓国語で熊を意味する「コム」からきているのではないかという考えが提示されています()。アイヌのことばで熊は「カムイ」(神)と呼ばれ、それ以外に名前を持たないそうです。
 神様とはそれ自体名前を持たない存在のことであり(天皇家の方々にも苗字がありません)、日本では蚕(「飼い子」)や鷲(古名は「真鳥」で、鳥の中の鳥の意)、そして狼(偉大なる神様の意)などがそうで、これらの生き物が神様と考えられていたのではないかといいます。
 神様とは姿もほとんど見られず、名前ももたない存在で、人間の前に姿を現すときは、狼や熊の姿を借りる存在、と考えられていたのかも知れません。

※……「神」の語源に関する説は、諸説あります。例えば「はみ」(蛇のこと。ウワバミなどがその例です)の子音h音がk音に変化して「かみ」になったとする説もあります。日本では蛇は古くから信仰対象とされていました。他にも「かくりみ(隠り身)」が「かみ」に変化したとする説など、さまざまです。
スポンサーサイト



コメント

 

コメント

 
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

Powered by FC2 Blog

Copyright © コトノハナ。@備忘録 All Rights Reserved.