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5月の読書感想文

 とはいえ、今月 本を読んだのは、ゴールデンウィークくらいでした。
 それに加え、ゴールデンウィークに家族総出で押し入れの片付けをいたしまして、そのついでに私の持っていた、もう読まないであろう単行本・文庫本・新書本を相当数売却した(5万5千円程度)ため、文芸物はかなり減ってしまったのですが……。
 先月に引き続き、『切れない糸』『和菓子のアン』の坂木司先生の作品(『青空の卵』『仔羊の巣』『動物園の鳥』の「ひきこもり探偵三部作」と、『先生と僕』、『ホテルジューシー』)を読みました。ちなみに、『ホテルジューシー』以外は全て図書館にありました。ありがたや。
 「ひきこもり探偵」三部作は、坂木先生のデビュー作ということですが、坂木先生ならではの「人の持つ弱さ、優しさ」が出ていて、読み終えた後、とても温かな気持ちになりました。そして相変わらずといいますか、食べ物がとてもおいしそうです。
 昔受けた心の傷が原因でひきこもりになってしまった青年・鳥井と、彼と外界とを結びつける物語の語り部・坂木(坂木先生のペンネームは彼からとられたそうです)を中心にした物語です。坂木先生の作品の作品は、推理小説でありながら、人間関係のこまやかな描写などから、「物語」と呼んでしまいます。主人公たち以外にも、魅力的なキャラクターが多くておすすめ。
 『先生と僕』は、かなり軽い気持ちで、気楽に、楽しく読めました(ちなみに、続編に『僕と先生』があるようです)。面白かったのですが、「ひきこもり探偵」シリーズが心にしみた分、まだ物足りない感じです。続編を読めばまた違う感想を抱くかもしれません。
 『ホテルジューシー』は沖縄のホテルが舞台。坂木先生の作品らしく、推理をからめつつ、おいしそうな料理あり、主人公の成長あり、という物語。ただ、女の子が主人公だったせいか、私の感情移入がいまひとつでした(同性は、かえって感情移入しにくいのです……)。ですが、これを読むと、(もともと好きですが、)沖縄に行きたい! と思いますし、沖縄のパワーと、いい加減だけどほっとしてしまえる風土が見事に描写されています。ちなみに、『ホテルジューシー』の姉妹作に『シンデレラ・ティース』がありますが(こちらは歯医者さんが舞台のようです)、こちらはまだ未読。
 あとは大山淳子先生の『猫弁』1・2、逢坂剛先生の『百舌の叫ぶ夜』、秦建日子先生の『サマーレスキュー』、夏樹静子先生の『ビッグ・アップルは眠らない』、伊坂幸太郎先生の『重力ピエロ』などを読みました。ちなみに、母が好きで借りてきたものをさらに借りて読んでいるので、チョイスは母の好みです……(とくに最初の3作品はすべてドラマ関連です)。『猫弁』と『サマーレスキュー』はドラマの脚本の原作と、脚本をもとにした小説ということで、かなりさっくり読めましたし、どちらも読後感が爽やかで、よかったです。
 来月は少し昔の探偵もの小説でも読んでみようかな、という感じです。
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