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印刷博物館に行きました・1

 先日、凸版印刷小石川ビルにある印刷博物館(http://www.printing-museum.org/)に行って参りました。
 新聞などの出版物に代表される、現在のマスメディアの原点ともいえる印刷技術。印刷技術といえばグーテンベルク(Johannes Gutenberg, 1938頃-1468)の金属活字が有名ですが、グーテンベルク以前にも木版印刷を用いて印刷されたとされる『無垢浄光大陀羅尼経』(751年以前、韓国)や、『百万塔陀羅尼』(770年、日本。ちなみに、印刷博物館に所蔵されています)などの経文があります。
 グーテンベルクの活版印刷技術が「ルネサンス三大発明」の一つに数えられていることや、著作権切れの本を電子書籍化する計画が「プロジェクト・グーテンベルク」という名前であることからも分かるように、グーテンベルクの活字印刷術は、本の進化に大きな影響を与えました。それまで本というのは写本、つまり一つ一つ手書きで写されるものでしたから、ひじょうに手間がかかり、また高価でした(もっとも、だからこそ現在まで残っている写本には、芸術的価値の高いものが多くあるのですが)。
 グーテンベルクといえば「グーテンベルクの四十二行聖書」が有名ですが、この印刷技術で一番多く印刷されたものはなんと「贖宥状(しょくゆうじょう)」、つまり「免罪符」でした。この贖宥状をルターが批判したことが宗教改革の始まりだといわれますが、そのルターの批判も印刷によって広まっていったといいます。

(つづく)
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