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行間を読む?・①

 「ことのは」のように続きものの文章を書いていると、ページによって言葉づかいが違っていないか? 用字・用語の統一はしてあるのか? ……などと、気になる点が多く出てきます。内容ももちろんですが、用字・用語だけでなく、約物(句読点や括弧類など)の使い分けなど、「内容以外のこと」がひじょうに気になることが多い今日この頃です……。
 明治の文豪・夏目漱石が言葉遊び・順序の入れ替えを多く行っていたり、いくつかの造語を残したということはよく知られていますが、そういった作家ごとの書き方の特徴を知らないで作品を読むと、「あれ?」と思うことが多々あります。
 漱石以外にも、たとえば田辺元が「ともかく・とにもかくにも」の折衷体「とにもかく」を、柳田國男が「重宝・調法」の折衷体「調宝」を使っていたり、井伏鱒二が「駆」と「駈」を馬と人間に、「返事」と「返辞」を手紙と会話の場合に使い分けたり、志賀直哉や船橋聖一が「いらつしやる」と「ゐらつしやる」を使い分けていたり……。夏目漱石と内田百閒に、それぞれ漱石文法・百閒文法があるのも有名な話ですね。
 作家ごとの特徴ある書き方は読書の醍醐味の一つ。自分で文章を書くときも、そういったところにまで気を配りたいと思いました。
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